この間、京都からゴールドコーストへ戻ってくる時に、母を一緒に連れてきました。海外旅行には何度か出かけているけれど、母にとって、12日間も家をあけるのは今回がはじめてのことでした。
去年、たて続けに二人の祖母をなくしたのですが、母のその後の忙しさも落ち着き、健康で、時間的にも気分的にも余裕ができた今しかないっ、と、なかば、わたしが強引に計画しました。そうでもしないと母が海外での~んびり過ごす、なんてことはこの先ありえないように思えたのです。
今までただただ家族のために生きてきて、祖母の世話やあれやこれやと走りまわり、ようやくおとずれた人生の合間に、どうか自分のための贅沢な時間というものを過ごして欲しかったのです。父も「お~、行ってこい、行ってこい。いろいろ手配してくれて、ありがとな。しっかり頼んだで~」と喜んで送り出してくれました(小言を聞かずにビールを飲めるからに違いないっ)。
ホームオフィスということもあり、うちのユニットでは狭いので、隣のホリデーユニットを予約しておきました。目と鼻の先なのですが、「気分が変わって楽しいかも~♪」とわたしもそちらに滞在することに。写真は6階のベランダから眺めたブロードウォーターの景色です。同じものを毎日じぶんちから見ているのに、階数が違うだけでこんなにも新鮮に思えるなんて、不思議でした。
さて、どのように過ごしたかというと、今回は、とにかく母に家事や日常から離れて、リラックスしてほしいとの想いがあったので、観光もそれとなく取り入れつつ、わたしの日常生活をそのまま体験してもらうことにしました。
ウールワースなどへ買い物に行き、あれこれ説明しながら母が日本で作ったことのないようなお料理をふるまったり、アパートの隣人のホームパーティに招待されたり、食材を買い込んでBBQに出かけたり、ふらぁ~とビーチを散歩したりしました。ベランダから海を眺めつつ「こんな素晴らしい景色の中で、こんなふうにモーニングを食べる日がくるなんて、夢のようやわ」とつぶやく母。
ゴールドコーストの定番? ともいえるアトラクション『
アドベンチャーダック 』にも乗りました。これは、水陸両用バスというもので1時間かけて、ゴールドコーストを陸と海からみてまわるツアーです。のりのりの母は、オージーのガイドさんにマイクを向けられてダックの鳴きまねをしたり、子供たちに混じって、船の操縦までしていた……。実は、わたしも初体験でしたが、楽しかったです。ちょっと時間が空いた時などに、いいのではないでしょうか。1時間おきくらいにサーファーズから出発です。似たような種類のものがいくつも街中を走っている、あいつ、です。
それからブロードビーチにある
コンラッドジュピターズでカジノに挑戦。ルーレットでおそるおそる、ちびちびかける母と日本語であれこれ説明している娘……。なんともまぬけな光景だとわかっていたけれど、あの雰囲気を経験しただけでも、よしとしよう。それから、そのままジュピターズ内のレストランで、うわさのバッフェランチへ。ここのは、安くて(大人20ドル、もちろん時間制限なし)、種類も豊富~。ロースト系のお肉やアジア料理、サラダ各種、パンやチーズやスープ、ともりもりと食べました。ケーキだけでも、わたし、7種類食べました。それもアイスクリームのトッピングつきで。しかも日本のケーキサイズの3倍はあるものばかり。オーストラリアで、あれだけ甘いものを一度につめこんだのは初めてだったかも……。あれで、20ドルはかなりお得。
それから、ここは、とっておきの場所なのですが、炭火でBBQできるベストスポット、Hinz Dum。山々の緑に囲まれて、炭火でじゅわっと焼くぷりっぷりのエビやほたて、白身魚のバター焼き(魚介類はゴールドコーストで一番と評判の魚屋さん・チャリスで購入。うちのすぐ近所なのです♪)、もちろんオージービーフなども。おばけマッシュルームとズッキーニも好評でした。
あとは、定番の土ボタルツアー。これは団体さんとかさならないために、暗くなってすぐの早い時間帯がおすすめです~。幻想的な世界と、道中の満点の星空に大喜びする母。
と、まぁ、観光も存分に楽しみ、買い物もして、後半はコンドミニアムでのんびり、と本当に喜んで帰っていきました。しかも、帰路、台風接近のため、シドニーで足止めをくらい、機内で一緒になった人たちとシドニー観光まで満喫した様子。心配する娘をよそに、「今、おともだちとオペラハウスを観光しているんねん」と電話をかけてきた時には、さすがに力がぬけましたが。
さて、来月はいとこがゴールドコーストで挙式するらしく、今度は15人の団体さん案内を頼まれてしまった……。さすがに15人となると、今からいろいろオーガナイズしなきゃいけません。どうなることやら。長く海外で暮らしている人は、こういうこと経験ずみですよね、きっと。大役がつとまるのかどうか、ちょっと不安だ……。