やれこりゃ、いとこの結婚式にともなう親族ご一行様の案内役が無事に終了しました。総勢16名プラス6ヶ月の赤ちゃんをレストランに案内したり、通訳したり、タクシーの手配をしたりといろいろと大変でしたが、みんなが本当に楽しんでくれたので、ほっとしております。かわいがってもらったおじなので、精一杯のおもてなしがしたくて、1ヶ月前から下見やパーティの準備などに動いていました。
で、やはり一番気を使ったのがレストラン選び。まぁ、一生に一度の結婚式、しかも海外ウェディングということで、おじたちの気も大きくなっていることから「予算は気にしなくていいから、ひとつ、頼んだよ!」と言われていたので「おぉ~、普段、自分ではいけないようなところも、あり?!」とウキウキ♪
で、初日は両家揃っての前夜祭になるので、豪華にゴールドコーストの夜を満喫してもらおうとRoyal Pines Resort内にあるゴールドコーストの中では高級レストラン『
RPR's 』に決定。前もって知人にマネージャーを紹介してもらい、緻密に準備を進めていました。お料理は3種類のアラカルトからそれぞれ選べるコース、一人75ドルなり。メニューも日本語訳を作ってもらい、各自テーブルにセッティング済みという段取りで、特別に赤い台紙にゴールドのロゴ入りでいい感じに仕上げてもらいました。
ちなみにメニューは、Entreeとして「スモークサーモン&アボガドの野菜&マヨネーズディップ又はマッシュルームとヤギのミルクのチーズのスフレ&ブルーチーズソース又はホタテとベーコンのプロシェット&ローストトマトのタルト」から選びます。Mainには「タスマニアサーモン&ローストピーマンのオリーブペーストパン&ラタトゥーユ又はポットローストチキン&アスパラガスとコーンのフリッター又はアイフィレステーキのアーティーチョーク&マッシュルームソース」から。そして最後のDessertに「いちごのサブレとブランデーパイクリーム&ハニーヌガーパフェ又はティラミスとフルーツのヘーゼルナッツクリームソース又はチーズ各種盛り合わせとビスケット&フルーツ添え」にコーヒーか紅茶がつきます。
わたしはアルコールをオーダーしたり、生まれて初めてのちょっとしたスピーチをしたり、みんなのお世話に忙しく、お料理をゆっくり満喫しているどころじゃなかったけれど、それでもしっかり味わっておかねばっ! と隙をみて、じつはきれ~いに食べちゃいました。しかも、別のお料理をオーダーしたまたいとこの分まで味見したりなんかして……。
それにしても、オーストラリアであんなにも繊細な味付けのお料理は初めて? というくらいにおいしかったです。他にも69ドルと88ドルのコースがあるのですが、知人から、この75ドルのアラカルトメニューのほうが断然おいしい、と聞いていました。たしかに、マッシュルームのスフレもアーティーチョークのソースもちょっと自分では真似できないプロの技でした。乾杯用のシャンペンもワイン(オーストラリアを始めフランスや世界中のワインが揃っています)もウィスキーもがんがん飲みましたが、それもこれも、マネージャーのウェンディやスタッフたちが「これぞサービス業のプロフェッショナル!」というほど完璧なタイミングで、恥ずかしながら大騒ぎしている日本人の団体にサービスしてくれるので、わたしも気持ちよく次々にボトルをオーダーしてしまうのでした(こんな、ワインの味もわからないような小娘にも必ずテイスティングさせてくれましたよ)。
失礼ながら、はじめてホスピタリティ業というかレストランのサービス業務につく人の働きっぷりを見て「かっこいい~」と思いました。お客様に絶対に満足してもらう、という気持ちが、ああいう真摯な働き方につながり、さらには「また、来よう」という気持ちに発展させて、結局レストランの利益につながる……という、素晴らしい動きでした。小さな心配りのゆきとどいたサービスで、これまたオーストラリアでは初めての経験でした。
そして、お料理もさることながら、21階から眺めるゴールドコーストの夜景の美しさといったら! 最後にウェンディが握手で見送ってくれましたが、その時、さっとわたしの手に一枚のカードを握らせて、ささやきました。「さっき、あなたが一番おいしいと言っていたワインの名前よ」そして、わたしは「また来よう!」と決めたのでした。ちなみに、代金は合計で1800ドル弱でした。日本での大勢の食事会を考えると、これでも安いですよね~。