忘年会、クリスマスイブに引き続き、25日のクリスマスデーには伝統的なブリティッシュ式クリスマスディナーに招待されました(毎度毎度のことながら、お呼ばれしてばっかり……)。
一階下のキャシー&ディレック夫妻とは、かれこれ3年以上のお付き合いで、気心のしれた仲。何かと理由をつけてはパーティ好きな、うちのアパートメントの隣人仲間なのです。この日は、娘さん夫婦やお孫さんたちがやって来て、本来なら家族みずいらずの一日なんだろうけど、ご好意に甘えて参加させてもらいました。
「何か持っていくもん、ある?」と聞くと、「Just bring yourself」と言われたんだけれど、「誘ってくれてありがたいなぁ」という気持ちだけでも伝えたかったので、カードと純和風のうちわ、千代紙で作った折り鶴、チョコレートをプレゼントすることにしました。
約束の時間に行ってまずはワインをご馳走になっていたら、さっそく、持参したプレゼントを開けてくれました。そして、カードのコメントとうちわに大喜び! 英文のコメントは、事あるごとに印象にのこった英語のフレーズを書き留めておいた中から抜粋したもの。お孫さんたちは折り鶴を珍しそうに眺めていました。うちわは、最近暑いからちょうどいいかなぁと思って、日本から用意していた「和風小物」の中からセレクトして、大正解。こういう、ちょっとした時のために、わたしは常時、和小物を準備しているのです。
さて、お料理の始まりは、「これはブリティッシュ式じゃないんだけどね」と言いながら、エビのカクテルサラダを。その後、ワンプレートにロースト料理やソーセージにベーコンを巻いたもの、ニンジンやカリフラワーなどの茹で野菜などを盛り合わせてくれました。ローストターキー&ポークににはアップルソースかクランベリーソースを添えるのがイギリス式だそう。でも、わたしはお肉に甘いソースが苦手なので、無難にグレービーソースをチョイス。「苦手なものがあったら残してね」と気を使ってくれたけど、心配御無用で、どれも美味しくいただきました。
デザートは2種類。まずはイギリスの家庭的なデザート「Trifle」。トライフルとは「取るに足らないもの、ささいなもの」という意味だそうで、冷蔵庫にある果物や生クリームで適当に作れるものっていうことらしい。本来はシェリー酒のシロップに浸したスポンジケーキにジャム、フルーツとゼリー、それからカスタードソースを順に重ね、最後に生クリームでトッピングするそうです。今回キャシーが作ってれたのは、一番下にフルーツがごろごろ入ったゼリー、濃厚なカスタードプリンのようなもの、そして甘い生クリームを層にしたものでした(写真3番目)。甘すぎる甘いもんは苦手だけれど、これはけっこう、ヒット!!
もう一品は、暖かくて、ちょ~甘いレーズンたっぷりのケーキ(AUSのスーパーでもよく売っている、あの色の濃いフルーツケーキ)に、ラム酒がきいたホワイトカスタードソースをかけた一皿(写真4番目)。ケーキは歯が痛くなるほど甘かったけれど、ラムのソースがすご~く美味しかった!
その後、チョコレートを食べたり、ワインを飲んだり、まったりくつろいだり、子供たちと遊んだり、すっかり、キャシー家族の一員みたいに楽しませてもらいました。日本のお正月みたいで、やっぱりどんなに遠く離れていても、年に一度はこうして家族が揃って、そして、祖母や祖祖母の時代から受け継がれてきた家庭料理をみんなで囲むっていうのは、何事にもかえがたい、キラキラした時間だなぁと思いました。人生で何が大切って、こういうひと時に違いない、とわたしは常に思っています。しみじみと、なおかつ笑いが絶えない素敵なクリスマスの時間を過ごさせてもらいました。