今のフラットで暮らして5年以上になります。とうとう、古株No1か2を争うほど、「昔からの住人」になっちゃいました。オージーは引越し好きなのか、いつのまにか入居してきて、いつのまにか去っていく人が多いのですが、ブロードウォーターに面した部屋の住人たちに限っては、ここに長居する率が高く、みんな、パーティー仲間として、とっても親しくしていました。
それが去年あたりから、ひと家族、ひとカップル、そしてまた一人……、と引っ越すことになり(と、言っても徒歩3分圏内のご近所だったりするのですが)、「え~!? さみしいよ~」とけっこう悲しい思いをしていました。特に、管理人さんご夫婦はわたしにとって、「オーストラリアの父&母」的存在であり、いろんな面で支えてもらってきました。それが、とうとう、移ることに……。
これもまた、オージーの熟年カップルに多く見られるパターンなのですが、家を売り、家具を整理してキャンピングカーを買い、何年になるかわからない「オーストラリア大陸一周の旅」に出発することになったのです。二人の夢だったとは言え、毎日笑顔で挨拶をかわしたり、一緒に飲んだくれたり、とにかく家族のように世話をやいてくれていた人たちがいなくなると知った時は、そうとう辛かったです。
そんなこんなしているうちに、元・お隣さんで、ここ数年は真下の住人だった(アパート内引越しがけっこう多いんです)カップルまで引っ越すことになりました。彼らも、もちろんパーティーの常連組で、どれだけ一緒に楽しい時間を過ごしてきたかわかりません。ベランダで夕日を眺めながら強~いお酒を飲むのが日課で、顔を合わすたびに明るく声をかけてくれる、とっても気のいい人たちでした。
引越しを告げられた時、驚いてぽか~んと口をあけていると、奥さんが一言「Things moving on……」。そうなんですよね、時間は流れているし、今と同じ日々がずっと続くわけはない。頭では理解しているつもりでも、それでもやっぱり、さみしいものです。
わたしのつたない英語にもちゃんと耳を傾け、いろんなことを教えてくれた、このアパートのmatureな人々に感謝。物事は移りゆくけれど、みんなで共有した素晴らしい思い出はしっかりと記憶に刻まれています。
写真は、新しくやって来た管理人さんがさっそく手入れを始めてくれた様子。ドアを開けると、まだ植えかえる前の植物たちがズラズラッと並んでいて、その様子があまりにもかわいかったのでパチリ。今度の人たちも、気さくでいい人のようです。