今から10年以上前に姉と二人でアメリカ西海岸を旅行しました。わたしにとっては人生で2度目の海外旅行で、二人とも海外に不慣れだったため航空券とホテルを決めてから出発しました。当時、社会人として働いていた姉と大学生だったわたしは喧嘩がたえず、しょっちゅう仲たがいしていたのに(おもにわたしが原因で)、なぜか二人きりの旅行を企画したのでした。旅の記録も写真もほとんどないのですが(あっても自分たちばかりがメインに写っている)、あのとき感じた海外への気持ちをふりかえってみました(2008年10月記)。


ロスに到着後、ドキドキしながら街歩きをしていて見つけた銅像。「さすがアメリカ、足が長い~!」と興奮してパチリ。カバンからカメラを出してかまえるという動作だけで緊張していたっけ。カバンの中にお財布がちゃんとあるか、いちいち確認したりして。


お客さん待ちのタクシーでさえも目にとびこんできます。「外国に来たんだなぁ」と嬉しくて撮った一枚。

ロスで『 Knott's Berry Farm 』と『 Universal Studios Hollywood 』の二つのテーマパークを訪れました。ナッツベリーファームはとてものどかで、ローカル色の強い遊園地でした。スヌーピーと一緒に写真を撮ったり、乗り物にのったり、ほのぼのと楽しみました。


ユニバーサルスタジオでは二人とも大はしゃぎ。ジュラシックパークやET、バックトゥーザフューチャー、ウォーターワールド、火がでて燃え上がるショー(バックドラフト)などに興奮し、10年以上も前のことなのに、映画の世界に入りこんだトキメキを今でもはっきり覚えています。

アメリカでは人も食べ物も道幅も空も遊びも、すべてのスケールが大きくて感動。何もかもに「アメリカ、アメリカ!」と喜びが隠せませんでした。


チャイニーズシアターなどお決まりの観光コースをまわった後は、映画『 プリティ・ウーマン 』の影響をうけた姉の希望でロデオドライブを散歩&高級店をウィンドウショッピング。それから当時わたしは古着好きだったので、メルローズ通りで思いっきりお買い物したり、姉妹二人、ふわふわした気分で楽しみました。


塀にびっしりはられたポスターにも感激

でも、当時のわたしの英語力ではあたふたすることが多く、店員さんとのやりとりや相手の対応にいちいちガックリと肩をおとしていたっけ。その日ホテルで「英語ができないとバカにされるっ!」とメモ書きしたことを覚えています。

そして「姿勢よく胸はって歩き、英語を話せるようになる」「自信をもってロデオドライブでお買い物できるようになりたい」と目標を立てたのでした。なつかしい~。


思い出のカフェ

自分の語学力にいらついていたのか、ランチを食べに入ったこのカフェで姉に思いっきり八つ当たりをしました。思うようにオーダーできない姉を放っておいて、さっさと自分だけ注文して席へ。助けを求める姉を完全に無視……。このときのいじわるを、姉は今でも覚えているそうです。反省、反省。


ゴールデンゲートブリッジ

その後サンフランシスコへ移動し、ここでも観光三昧。Fisherman's Wharfでパンが器になったクラムチャウダーを頬張ったり、ユニオンスクエア周辺をぶらついたり、ケーブルカーから素晴らしい街並を堪能したりしました。


たしか日本食レストランでチップを払わずにお店から出てしまい、チャイニーズ経営だったのか、スタッフの女性に中国語でさけびながら追いかけられたりもしました。そんな失敗も、今ではなつかしい思い出。

そうそう、ニーマンマーカスの高級ブランド店で姉が当時付き合ってた彼(現・夫君)へのお土産と自分用に買い物をしました。「ニーマンマーカス」の場所を教えてくれた人もアジア人女性で、「こんなにたくさんのアジア人がいるのなら、わたしも住めるかもっ!」とビザのことなど何にも知らず、ただただサンフランシスコでの暮らしに憧れを抱いたのでした。


ゴミ箱にさえもいちいち「カラフルでアメリカっぽい!」と目をうばわれて、カメラを向けました。

この旅行以来アメリカを訪れたことはありませんが、わたしにとっては思いで深い国の一つです。姉と二人っきりで不安だったこと、外国というだけでウキウキ興奮したこと、英語が思うように話せずいちいち自信をなくしていたこと、将来は海外で胸をはって暮らしてみたいと夢見たことなど、当時抱いた感情を今でもはっきり覚えています。

またいつか姉と一緒に旅行したいな。