『世界見て歩き』は、1990年代後半~2000年初め頃の学生時代の旅の記録が主な内容となっています。情報は古く、内容も青臭いですが、思い出に残してあります。写真は、当時フィルムカメラで撮影していたので、少ない枚数の中から選んだものです。日付入りだったり、そうでなかったりしますが、どうぞご了承ください。

フィジーでホームステイ

Traveled in: 1998年 08月
Place:

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フィジーでホームステイをしてきました。宿を探していたときに出会ったフィリップ一家にお世話になることになりました。ここは商売でやっているのだけれど、親切で楽しくて、それまで滞在していた宿よりもよっぽど居心地がよかったです。

私は一人旅をしていて、食事や移動や部屋で過ごす時間に「さみしい」と思ったことはありません。それは、一人旅であっても、ぜったいに一人になんかならないからだと思う。一人旅をするのは一人になりたいのではなく、ただ、ふらっとどこかへ行きたくなった時に好きなように行動したいから、そういうスタイルを選ぶだけなのです。だから、「おもしろそう!」と思ったらそく決断します。今回も、フィリップのノリの良さに、そのまま乗っかってみることにしました。

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頑張って日本語を勉強していた奥さんのウマ

ちょうどお年頃の息子たちと一緒に食卓を囲んだり、ビーチへ遊びに行ったりもしました。休日には、それぞれの友達や彼女と好きなように過ごしたいのかと思いきや、フィリップの「みんなでサンドウィッチを持って海へ行こう」の一声に「わーい、行こう、行こう!」と家族全員が楽しそうに準備をはじめます。

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目的地のビーチに着くやいなや、家族全員が波遊びに大騒ぎです。体全体で海と一体になって楽しみます。私も、その雰囲気の中で、彼らとおもいっきりはしゃぎました。遊び方も、海も、波も、なにもかもがダイナミックで、それがすごく気持ちよかったな。「あ-、こういうの、すごくいいな」という感覚が自分の中に溢れかえってきた一日でした。

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フィリップ一家と過ごしながら、きっと私は将来、海のそばで過ごすんだろうなと感じていました。望んでいることや理想があれば、自然にその方向へ近づいていくと信じています。なんとなく、なんとなくの積み重ねで。私の考え方は甘いと人に言われることがありました。社会をわかっていないと。実際、そうなのだとも思います。夢みたいなことばかり追い求めているから。でも、生きていて楽しいのがいいし、自分がこれだと感じたその気持ちを最優先にしたいのです。私には、自然や海が必要で、そういう環境で暮らしたいというとこがだんだんはっきりしてきたのは、この頃からだったように思います。