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韓国満腹旅行
友達と「おいしい韓国焼肉が食べたい!」と盛り上がり、それならやっぱり本場がいいということで突然決まった韓国旅行。ソウルの街を歩きつかれた頃、ちょうど通りがかったお店に入ってみました。メニューを見ても、ハングル文字がさっぱりわからないので、隣のテーブルを指差して同じものを注文しました。オレンジ色のエプロンを渡されて、みんな同じ格好で焼肉をつつく姿に、思わずぷっと吹き出しました。
そこの焼肉は、たれ付きの鶏肉と青野菜を同時に混ぜて焼くというスタイル。チシャ菜でくるっと包んで食べるカルビを想像していた私たちはちょっとがっかりしました。でも、お肉を食べ終わった後のコンロで、お店のおばちゃんが作ってくれた焼き飯のおいしかったこと!満腹なはずなのに、なぜかお箸が止まらない。肉汁と、少しこげた野菜とお肉のもろもろしたものがご飯と混ざってなんとも絶妙の味でした。
翌日、街をぶらついてて見つけた豚の頭。遠くからでも目をひいて、グロテスクなんだけれど、どうしても写真を取りたくなりました。ソウルにある市場をいくつか訪れたけれど、やっぱり、食べ物の集まる一角ばかりをうろつきました。こんな豚もそうだし、なんなのかわからないものが山積みで楽しかった。
韓国の市場は、視覚と嗅覚でうったえてきます。あれも、これもと食べてみたいのに、お腹がついていきません。あー、もっと大きな胃袋で、満腹になっても、またすぐにお腹がすいて食べられるんだったらどんなにいいだろうと真剣に思いました。
朝食に軽くお粥でもと思って出かけたのに、この麺類のお店で足が止まりました。ゴムのような麺にまっ赤なタレと山盛りの野菜。「朝からよく食べられるなぁ。」と呆れられながらもひとくち食べてみると、あまりの辛さに、次が待ってられずに、またひとくち、もうひとくち。麺もなかなか切れないから、ずるずると食べつづけることに。味、というよりも、辛かったことしか覚えていません。でも、あの麺の食感はやみつきになりそう。
裸電球がぶらさがる市場で、目の前で作ってもらったチャプチェと韓国のり巻きがおいしかった。あれ以来、ごま油と塩味の海苔が大好きになりました。ぱりぱり食べだすと止まらなくて、塩と油で手がべとべとになるけれど、それをまたぺロッと舐めてみたりして。鮮やかな韓国料理に囲まれて、太巻きをばくばくほおばっていると、生きるために食べるんじゃなくて、食べるために生きているなと感じました。
私は、ほんとに食べることが大好き。食い意地がはっていると思う。旅先で必死に探しまわれるものって、私の場合、お洋服や化粧品ではなく、おめあての食べ物です。あれだけは食べておかねばというものにいつも振り回されている気がします。そして、満腹になって、次の食事までの合間に、こうして食と関係のない場所を訪れるのです。
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