ロゴ
   
  見て歩きトップ > サモア島滞在記@

   
 
   
マーク 見て歩きトップ
ライン
マーク ポルトガル
ライン
マーク スペイン
ライン
マーク サモア
ライン
マーク フィジー
ライン
マーク マレー半島
ライン
マーク トルコ
ライン
マーク 韓国
ライン
マーク チュニジア
ライン
マーク アメリカ
ライン
マーク オーストラリア
ライン
 
サモア島滞在記@
 

サモアの人々は、サモアで過ごした時間は、涙ぐましいくらいに優しいものでした。「あーおい、あーおい空だよ、サモアの空だよ、サモアの島、常夏だよー」私は小学校でならったこの歌が好きで、いつかサモアへ行ってみたいとずっと思っていました。それは本当に偶然のことで、近所に住んでいたアメリカ人がサモア出身の友人を知っていると聞いた私は、夏休みも間近だったある日、そのサモア人に会いに行きました。そこで、観光旅行ではなくサモアで生活体験をしてみたいと彼に伝えました。すると彼は快く家族を紹介してくれる言うのです。

 
サモアの海 「サモア島へ行ってくる。」と告げたとき、家族はさすがにびっくりしました。さらに、その在日サモア人から家族宛ての荷物を預かったと言うと「麻薬かもしれない」だの「何かのワナかもしれない」などと疑いだす始末。軽はずみに包みを受け取った私も慎重さに欠けていたけれど、サモアに行ける!とウキウキしていた私は彼を信じることにしました。
 
サモア島の首都アピアにある空港に到着したのは、現地時間の夜11時半でした。予定では、これからお世話になる家族の誰かが迎えにきてくれることになっていました。小さい小屋のような空港を出ると、私の名前を書いた大きな画用紙を頭の上に掲げている二人を見つけました。ほっとして近寄っていくと、とても大きな体つきの彼らはぎゅうっと私を抱きしめて迎えてくれました。これだけで私はものすごく安心して、これからの滞在のことを思うと疲れもふっとんでわくわくしてきました。ラルとその旦那さんのケディックが運転する車に乗り込み、お互いになまりのある英語で自己紹介をしました。途中、まったく明かりがなくて、怖いくらいの暗闇がずっと続きます。「ついに、サモアにきた。」と感じた瞬間でした。ステイ先に着くと、おかあさんがわざわざ起きてくれていて、そこでまた抱擁の挨拶をかわしました。ラルやケディックより、もっと大きくてぶんよりしていました。
 
リタとリュックレン おみやげや預かってきた包み紙を手渡した後(日本のお菓子や置物など、思ったとおり?純粋な贈り物でした)、夜も遅いということで私の部屋に案内してくれました。南国風の布使いがとてもかわいらしい部屋で、一目で気に入りました。さっそくリタとリュックレンが眠たい目をこすりながら遊びにやってきました。いとこ同士の二人はいつも一緒で、私になついて離れようとしない二人。
 
サモアは西洋からのキリスト教文化を受け入れつつも、ポリネシアの伝統文化を基盤としてきた国です。マタイ制度(家長である父親を中心とした大家族制度)が残っていて、私がお世話になったFuiava一族は、お父さん、お母さん、息子や娘が12人とその子供たちが「ファレ」と呼ばれる大きな家で一緒に暮らしていました。壁のない、吹き抜けのファレも多く見られましたが、Fuiava一族の家には壁がありました。「ヨーロピアンファレ」だと言っていました。壁なしファレには、泥棒さんも入りたい放題なのでは?と思ったけれど、彼らと生活を共にしていくうちに、そんな心配はいらないことがわかってきました。小さな集落にいくつかのファレがあって、どうやらみんな親族らしいのです。そして、お互いがとても仲良しで、どこかでココナツがいっぱいとれたら、他のファレにもおすそわけすします。私がマンゴー好きだと言ったら、毎日、だれかが両腕に抱えきれないくらいのマンゴーを持ってきてくれます。そんな具合だから、人のものをわざわざ盗もうだなんて誰も思わないのです。
 
大家族
食事様式は、普段は机と椅子でとるけれど、何かの儀式や来客時にはゴザの上にあぐらをかいて食べます。食事の前に必ず祈り、夕食の前にはマタイ(お父さん)を囲んでお祈りをしてから歌います。その内容は神への感謝です。「今日一日、家族が元気に過ごせてありがとう。」「おいしい食べ物をありがとう。」という気持ちで。宗教に関係なく、こういう気持ちは持っていたいなと思いました。
 
夕食のとき、一緒に食べない末娘のバレに「なんで、食べへんの?」と聞いたら笑って「ダイエット!」と言っていたけれど、実はこれもサモアの文化なのです。まず、その家の両親と客人である私が食べて、そのおさがりを年齢順に子供たちが手をつける。全部食べないと失礼かな、なんて思うことは間違いで、残すのがマナーなのです。でないと、下の子達まで食べ物がいきわたりません。主食はタロイモやヤムイモ、パンの実を蒸し焼きしたもので、その他にはツナ缶や魚などあらゆるものにココナツミルクを加えます。
 
Next
  Copyright (C)2003 sango. All rights reserved.
当サイトに掲載されている文章、写真等の無断転載・転用を禁止します。