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サモア島滞在記A
 
ココナッツミルク作り 日曜日の朝5時頃から、男性たちはウム料理(石蒸し焼き)とココナツミルクを一週間分作ります。ココ椰子の実の果汁をとりのぞいた後、コプラ(白いゼラチン状のもの、美容にいいといってみんな食べていました。)をそぎ取り、それをココ椰子の繊維でもみ絞り、液体にします。お手伝いしたけれど、ココナツ好きの私は、つまみ食いばっかりしていました。サモア滞在中、お通じがよかったのは、ココナツのおかげです。
 
ウム料理 ウム料理はパンの木の実、豚、魚、バナナなどをココナツの葉で包んで、それらを石を積み重ねて火をつけた釜に1時間くらい放り込んで出来上がりです。土器技術をもたないポリネシアならではの、焼き石を用いた料理法なのだそう。これは、最後の夜にふるまわれたご馳走。さすがに豚の丸焼きには驚いたけれど、贅沢品でもてなしてくれた心遣いが嬉しかったです。葉っぱでくるんであるのがウム料理。
 
日曜学校へ 日曜日の午前中には、頭の先からつま先まで真っ白に正装して、みんなで教会へ行きます。そこでお昼までみっちりと歌ったり、お説教を聞いたりして過ごします。とにかく、その熱心さには驚きました。でも、どこか力がぬけていて、堅苦しさはまったくありません。この日曜学校でのひと時とサモア人の人にたいする優しさのつながりを感じました。
 
夜、ベットでごろごろしていたら、家事を終えたバレがやってきました。「宿題手伝って」って。こういうの、とても嬉しくて楽しい。「観光客を招くためにサモアに必要なアトラクションは?」という問題でした。とても勝手な言い分だけれど、私はここが観光産業で汚染され、それによって人々の生活に影響がもたらされることを残念に思います。自分は近代化された文明社会に生きているくせに、サモアに対してある種のイメージを持ち、もしそのとうりでなかったらがっかりする。このことは、なんだかずっと心に引っかかっていたので、結局、あとで卒論のテーマにしました。ちなみに、大学では旅好き人間が集まる文化人類学のゼミに所属していました。
 
タトゥー かつては男性が酋長や大工になる時にタトゥーをする必要があったそうです。今日ではもう要求されないけれど、強さの象徴であることには変わりないそうです。臆病者とみなされないように、若い人たちもこぞって入れ墨していました。うちのお父さんも腰まわりや、太ももからひざにかけて、腕などに施していました。かなり立派。
 
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