『世界見て歩き』は、1990年代後半~2000年初め頃の学生時代の旅の記録が主な内容となっています。情報は古く、内容も青臭いですが、思い出に残してあります。写真は、当時フィルムカメラで撮影していたので、少ない枚数の中から選んだものです。日付入りだったり、そうでなかったりしますが、どうぞご了承ください。

韓国満腹旅行

Traveled in: 1998年 05月
Place:

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友達と「おいしい韓国焼肉が食べたい!」と話が盛り上がり、それならやっぱり本場がいいということで突然決まった韓国旅行。ソウルの街を歩きつかれた頃、ちょうど通りがかったお店に入ってみました。メニューを見てもハングル文字がさっぱりわからないので、隣のテーブルを指差して同じものを注文しました。オレンジ色のエプロンを渡されて、みんな同じ格好で焼肉をぱくつく姿に、思わずぷっと吹き出しました。

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そこの焼肉は、タレ付きの鶏肉と青野菜を同時に混ぜて焼くというスタイルでした。チシャ菜でくるっと包んで食べるカルビを想像していたわたしたちはちょっとがっかりしました。でも、お肉を食べ終わった後のコンロで、お店のおばちゃんが作ってくれた焼き飯のおいしかったこと! 満腹なはずなのに、なぜかお箸が止まらないのです。肉汁と、少しこげた野菜とお肉のもろもろしたものがご飯と混ざってなんとも絶妙の味でした。

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翌日、街をぶらついてて見つけた豚の頭です。遠くからでも目をひいて、グロテスクなんだけれど、カメラを向けてしまいました。ソウルにある市場をいくつか訪れたけれど、なんなのかわからないものが山積みで面白かったです。

韓国の市場は、視覚と嗅覚でうったえてきます。あれも、これもと食べてみたいのに、お腹がついていきません。あー、もっと大きな胃袋で、満腹になっても、またすぐにお腹がすいて食べられるんだったらどんなにいいだろうと真剣に思いました。

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朝食に軽くお粥でもと思って出かけたのに、この麺類のお店で足が止まりました。ゴムのような麺にまっ赤なタレと山盛りの野菜。「朝からよく食べられるなぁ」と友人らに呆れられながらもひとくち食べてみると、あまりの辛さに、次が待ちきれず、またひとくち、もうひとくちとあとをひきます。麺もなかなか切れないから、ずるずると食べつづけることになるのです。味、というよりも、辛かったことしか覚えていません。でも、あの麺の食感はやみつきになりそうです。

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裸電球がぶらさがる市場で、目の前で作ってもらったチャプチェと韓国のり巻きがおいしかったです。あれ以来、ごま油と塩味の海苔が大好きになりました。食べだすと止まらなくて、塩と油で指先がべとべとになるけれど、それをまたぺろっと舐めてしまうのです。鮮やかな韓国料理に囲まれて、太巻きをばくばくほおばり大満足です。

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私は食べることが大好きで食い意地がはっているので、あれだけは食べておかねばというものにいつも振り回されているような気がします。でも胃袋が満たされた後には、こういう場所も訪れて観光もしました。