『世界見て歩き』は、1990年代後半~2000年初め頃の学生時代の旅の記録が主な内容となっています。情報は古く、内容も青臭いですが、思い出に残してあります。写真は、当時フィルムカメラで撮影していたので、少ない枚数の中から選んだものです。日付入りだったり、そうでなかったりしますが、どうぞご了承ください。

ポルトガル周遊記3

Traveled in: 1998年 02月

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宗教都市ブラガは祈りの街でした。人々が祈っている姿は真剣そのもので、近寄りがたい雰囲気がただよっていました。ポルトガル滞在中は頻繁に教会を訪れました。疲れたなと思ったら中へ入り(ちょっと不謹慎ですが)、ひたすらぼぉーとしたり、高校で学んだ聖書の言葉を思い出したりして過ごしました。でも、ブラガではそれができませんでした。なんだか、うしろめたくて。あらためて、この国はカソリックの国なのだと認識しました。人々の生活は信仰やお祈りと共にあり、買い物帰りや散歩の途中などに、ごくあたりまえの事として教会へ入り祈る姿が印象的でした。信仰ってどんなものなんだろう? 何かを信じるとしたら、私はまよわず大好きな人を信じたいな。

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駅の壁や天井も素晴らしい

バレンタインデーの日に、ポルトから片道2時間電車に揺られてヴィアナ・ド・カステロまで行きました。

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サンタ・ルジア教会

訪れたのはサンタ・ルジア教会だけです。でも、そこで、素敵な光景に出くわしたのです。大西洋が見渡せる山頂の教会で、結婚式がとり行われていました。

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とてもハッピーな雰囲気につつまれて、幸せをおすそわけしてもらった気分になりました。それだけの一日。でも、とっても満たされた一日でした。

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この中にゴンサーロ様が

前日の幸福な瞬間を胸に、今度は自分の幸せを願ってアマランテという街まで行ってきました。縁結びの神様、ゴンサーロ様に会うためです。なんと、彼の彫刻の秘部にタッチすると最高の男性に出会えるというのです。両手で包み込むように触りながら、一生懸命お願いしてきました。

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そして、アレの形をした名物のお菓子もしっかり食べてきました。 エレガントなおばさまが丁寧に箱詰めしてくれました。