『世界見て歩き』は、1990年代後半~2000年初め頃の学生時代の旅の記録が主な内容となっています。情報は古く、内容も青臭いですが、思い出に残してあります。写真は、当時フィルムカメラで撮影していたので、少ない枚数の中から選んだものです。日付入りだったり、そうでなかったりしますが、どうぞご了承ください。

スペイン・アンダルシアの旅1

Traveled in: 1998年 02月
Place:

ポルトガルのSt.アントニオでYくんと再々開したのがきっかけでスペインのアンダルシア地方をまわることになりました。フェリーで10分間、国境を越えたらそこはスペイン! まったく予想していなかった展開で、これも旅の醍醐味です。

アヤモンテからセビーリャまでバスからの景色を眺めていると、スペインという国の実感がわいてきました。雲ひとつない青空とオレンジ畑、そして黄色い花色彩の調和がなんとも鮮やかで、スペインの色だと思いました。ポルトガルの古くて哀愁に満ちた街から来ると、気分がすっかり軽くなるようです。

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乾いた空気感と人々の開放的な笑顔を見ていると、心の底からむくむくと喜びがあふれてきます。こういう時、一人じゃなくてほんとうに良かったと思いました。どうしようもないくらい嬉しい気持ちを、感じたその瞬間に誰かに伝えられるから。スペインでの初めての食事はパエリアとサングリアにしました。昼まっから酔っぱらって、気分もよくて、セビーリャの陽気な雰囲気に完全にのみこまれました。

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初めてフラメンコを鑑賞しました。最初から最後まで、とにかく圧倒されっぱなしでした。ドコドコと心臓に響くステップやダンサーたちの息づかいや汗が生々しくて、どちらかというと「情熱」よりも「怒り」を強く感じました。

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夜は興奮が冷めなくてなかなか寝つけず、 「帰ったら、絶対にフラメンコ習おう!」とかなり舞い上がった夜でした。

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翌日カテドラルやヒラルダの塔を見た後、カルモナという街へ行ってみました。何もないけれど、散歩の途中に見た風景が良かったです。のんびりと、気持ちのいい過ごし方をしました。

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グラナダでは、安オスタルで一緒だった美人姉妹二人と一緒にアルハンブラ宮殿を観光しました。底抜けに明るい二人はペルー出身だそうです。スペインには長いらしく、ランチにおすすめのタパスやパエリアなどを山のように注文してくれました。それは3食分を一度に食べたような量で、はちきれそうなお腹をかかえながら宮殿を見てまわりました。気さくな彼女たちとの楽しい一日でした。