バイリンガル育児と日本語の絵本

Posted in: 2016年 07月 26日
Category: ひとりごと

我が家は日本人家庭なので基本的に日本語で生活していますが、三歳半の息子が話す言葉は英語と日本語が半々といった具合です。家庭では常に日本語を耳にしていても一歩外へ出ると、例えばプレイグループや習い事、買い物先、デイケアなどでは英語環境なので、耳から入ってきた英単語やフレーズをそのまま取り込んでいるようです。そして「この環境では日本語」「この人には英語」といった判断も、なんとな〜くしているようで、状況に応じて使い分けているように見受けます。

デイケアには週に二日しか通っていませんが、やはり影響は大きいようで、この頃は英語を話す割合が日増しに多くなり、テレビも英語の番組を好むようになってきました。「このままでは日本語、大丈夫かな?」と少しだけ心配になってきたので、「おーすとらりあ こどもとしょかん」さんから日本語の絵本をお借りすることにしました。

幸い、日本語で絵本を読んでもらうことには今のところ抵抗がないようなので、「日本語教育に取り組むなら今だ!」と思ったのです。とはいっても、そんなに力が入っているわけではなく、手元にある日本語絵本の数や内容に限りがあるので、読んで聞かせるわたし自身「もっと、いろいろな絵本を読んでみたいな〜」と思う気持ちがあるんですよね。オンラインで新しいものを買って日本から送るとなるとかなりの費用になりますし、これは借りるしかないなぁ、と。

最初にメールで問い合わせをしたのですが、丁寧にやりとりしていただき、いくつかあるプランの中から「ネット予約プラン」で月に15冊をお借りすることにしました。最初は「10冊でも、多いかな〜?」と思っていたのですが、バイリンガルでの成長過程にあるたくさんの子供たちに接してこられた経験から、日本語力の向上や語彙の増加を希望するなら15冊以上が効果的だとアドバイスをしていただきました。

今、第一回目の15冊をお借りしてから3週間ほどたちますが、「借りることにして良かった〜」とつくづく感じています。息子の日本語力そのものについてはまだ何も言えませんが、以前よりも絵本への興味が増し、息子とぴったり体を寄せ合い、一緒に絵本を読む時間が長くなりました。幸せ〜。そして、はじめに読んだときにそれほど興味を示さなかったものでも、しばらくしてから読むと反応が違うこともあり、一ヶ月という期間借りていられることがとても有り難いのです。

それから、自分で絵本を購入するとなるとわたしの好みに偏りがちですが、4500冊の蔵書の中から毎月選べるとなると思いがけない出会いがあり、「こんなに素敵な絵本、知らなかった〜」ということが、もうすでにあります。これから親子共々、どんな絵本に巡り会えるのかと思うと嬉しくてたまりませんし、このようなサービスを提供されていることに本当に感謝します。有り難い!

これから、息子の成長にあわせてたくさんの絵本を読みたいと思います。

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